冬眠する動物

 

冬もいよいよ本番!寒さが厳しい季節となってきました。

  
この時期はなかなか布団から出るのも気後れするもので、

いっそ“冬眠”してしまいたい!と思ってしまいます。

 
ところで、“冬眠する動物”といえばヘビ、カエル、カメなどの変温動物をはじめ、

コウモリ、リス、ネズミなどの小動物が多く、一般的によく言われるツキノワグマや

ヒグマのような大きな動物が冬眠するのは大変珍しいことです。

 

もともとクマは、肉を食べる動物でした。

そこから進化して、今では摂取する食料の90%以上を植物に変えています。
しかし、冬の間は食べ物がなくなってしまうため、

冬が訪れる前に木の実を大量に食べることで脂肪を貯え、

冬眠中はひたすら眠りながらカロリー消費を制御していくのです。

 
このような生活パターンは、クマ特有の進化であり、

与えられた環境の中で生き残るための戦略でもあったのです。

 

(院長)