時の流れは早いもので、2016年も気がつけばもう半分が過ぎましたね。
さて、今年はオリンピックの年! まもなく「リオオリンピック」が開幕となります。
前回のロンドンオリンピックからもう4年経ったのかと思うと、時の流れの早さに驚きませんか?
今回のリオオリンピックは8月5日~8月21日の日程で行われますが、ロンドンと日本の時差は12時間あるため、日本でのテレビ放送は早朝から午前中にかけて行われるそうです。
ところで、前回のオリンピックから「野球」と「ソフトボール」が廃止となりましたが、これら競技が強い日本にとっては少し寂しい感はあります。なぜこれら競技が廃止になったのかというと、「世界的に普及していない」「ルールが複雑」「試合時間が長い」などの理由が挙げられていたそうです。 実際、ヨーロッパ・南米・中東・アフリカでは野球のルールを知っている人は少なく、日本のように野球をメジャーなスポーツとして捉えているのは、アメリカ・韓国・台湾・キューバといった限られた国だけになってしまうからです。
しかしながら、その一方で「柔道」の普及ぶりは凄いものがあります。例えば、日本の柔道人口が約20万人なのに対し、フランスは約80万人もいるそうです。そもそも柔道は約100年前、単に試合の勝敗や技だけでなく、“柔道を通して体と精神の鍛練”を海外に伝えるため、日本から多く柔道家が海外に派遣されました。
また、国際的に広めるため日本固有のルールを変更したこともあったそうです。だからこそ、柔道がオリンピック種目として今も存在しているのは、こういった地道な普及活動があったからこそのものでしょう。
皆さんもオリンピック観戦の時に「この競技はどうやってオリンピックの正式種目となったのか?」を考えながらご覧いただくとまた違った楽しみ方がしれませんね。
院長盛実俊也